これから教壇に立つ方向けに、先輩方からオススメの書籍をご紹介いただきました!
リレー形式でお届けします。
4月から先生になる方も、そうでない方もぜひ春休みの読書のお供にされてみてくださいね。
深見太一さん@たいち先生
公立小学校教諭
1981年生まれ。南山大学を卒業後UFJリースにて法人営業を3年経験。その後一念発起し、玉川大学通信教育学部にて小学校教員免許を取得。 公立小学校教員13年目。 どうしたら本当に幸せに生きていく力を付けられるかを考え、クラス会議に行き着く。自分たちで仲間を頼り、問題解決をできるクラスを目標に毎年実践している。冬頃クラス会議に関する単著を出版予定。 YouTubeでも日本中の先生を勇気づけるために発信中。チャンネル「たいち先生」 クラス会議セミナー、講演会等にて活躍中。
Twitter:https://twitter.com/trown18
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCqAx7hPjsI2mFe4MlzwPwuw
■たいち先生からのオススメ書籍
「アドラー心理学で変わる学級経営」 赤坂 真二 (著)
■たいち先生からのオススメストーリー
現場に立つといろいろなやり方、情報があり正直どうすればいいんだと頭を悩ませることもあるでしょう。
そんな時にメンターと呼ばれる心の支えとなる人を見つけることが、いち早くその状態から抜け出すことになると思います。
私にとってのメンターが赤坂真ニ先生でした。学級経営で悩んだ時、本や講座でヒントを得る。そして現場で実際にやってみる。うまくいったことと、いかなかったことを省察する。その繰り返しを何度も行うことが力を付けることに繋がります。
赤坂真二先生は上越教育大学の教授であり、日本中でたくさんの先生を勇気づけされています。 一言一言に愛情が感じられ、お会いするたびに鼓舞されている気持ちになります。
自分が進めているクラス会議についても、実はアドラー心理学がもとになっており、それをベースに学級経営を進めてみてはという内容になっています。
■たいち先生からの内容紹介
一番衝撃を受けたところは、氷山モデルの話です。先生たちは目に見えている、問題行動と言われるところにばかり目を向け、そこを何とかしようと手を打ちます。しかし、変化をしたように見えても、氷山の下の部分にアプローチできていなければ何も変わらないという話です。
しかも問題行動と言われるのにもきちんと理由があります。例えば、ごみ屋敷の住人がなぜごみをあんなになるまで貯めてしまうのか。そこにも理由があります。所説あるのですが、一説にはごみを貯めることで、市役所の人・地域の住民・マスコミなどが関わってくれるからという話です。反対にごみを貯めずに普通に生活してれば、誰からも相手にしてもらえず寂しい生活を送ると思い込んでいるそうです。そんな馬鹿な!と思うかもしれませんが、あながちあるかもしれません。
この話を例にとってみても、子どもたちも目的と手段を間違えて、先生に関わってほしいだけなのに、問題行動を起こしていたり、友達にわざとトラブルを持ちかけたりすることも考えられます。つまり、先生がきちんと関わってさえすれば問題を防げたのかもしれません。 起こしている問題に対し、止めなさい!というのではなくもっと効果的な違う関りができるかもしれません。
▼たいち先生の著書もおすすめです
対話でみんながまとまる! たいち先生のクラス会議
▼こちらもぜひ
Educators Seeking EE延期特別企画「教育・地域関連オススメ書籍」
Educators Seeking Vol.6 延期特別企画「初任者へのオススメ書籍」